2005年版
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過去に観た映画の思い出を 語っております。 |
映画館で見逃した映画を 語っております。 |
以後の完全個人的映画短評は随時 我侭勝手日記 に掲載していきます。
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コーラス |
古くはビング・クロスビーの名作「我が道を往く」近頃では「陽のあたる教室」「ミュージック・オブ・ハート」はたまた「天使にラブソングを」、音楽がいかに人にパワーを与え心を動かすかを描いた作品は数多い。歳をとって疑り深くなってしまったおじさんは、この「そのまんまやないか!」のタイトルに、それらのハリウッド作品の二番せんじでつくられた中身のうすいフランス映画だったらどうしよう、と心配しながら観たのであった。 |
宇宙戦争 |
原作がH.G.ウェルズの傑作古典SFであり、53年にジーン・バリー主演で映画化されたもののリメイクであるということを知らない人がこの映画を見れば「なんでこれが宇宙戦争なの?」と疑問に思うことだろう。原題は WAR
OF THE WORLDS 、宇宙が舞台じゃないからねぇ。 |
バットマン |
なんという豪華脇役陣!渡辺謙はさておくとしても、マイケル・ケイン、リーアム・ニーソン、ゲイリー・オールドマン、ルトガー・ハウアーにモーガン・フリーマンまで出てるんだぜ。その存在感のすごさに主役のクリスチャン・ベイルと紅一点ケイティ・ホームズの若手二人が霞んでしまったのもいたしかたありません。ことにバットマンに仕える執事役のマイケル・ケイン、ほんとにちょっとした動き、表情の変化で多くを語ってしまう演技は完全にバットマンを食っておりましたよ。 |
サイドウェイ |
予告編なんかではなんとなく女性向けの映画なのかな、と思っていたのだが、実際観ればこれは男の映画だということが分かる。あきらめが悪い、性懲りも無い、いい年になっても悟らない・・・この映画の主人公ふたりにはいっしょに観たうちの奥さんは怒り呆れておりました。でも、同じ男としておじさんはなんだか身にしみてよく分かっちゃう部分があるんだよねぇ。 |
フォーガットン |
もしもあなたの見聞きすることや体験が自分の妄想で自分がそれに気づいていないのだとしたら、そして妄想の霧が少しづつ晴れて自分の信じていたことが次々と崩れていくとしたら? |
ザ インター |
抑制のきいた大人のサスペンス!派手派手映画が多い昨今、このポリティカル・サスペンスは確かに地味だ。しかし、映画全体を覆う落ち着いたトーン、濃い霧の中からゆっくりと姿をあらわしてくる真相、おじさんは気にいりました。 |
ハイド アンド |
予告編などでこの映画が近頃はやりの気味悪こどもがでてくるオカルトホラーと勘違いした人も多いかもなぁ。そっち系ファンは肩透かしを食います。押しも押されぬ大御所ロバート・デ・ニーロと、今では天才子役というより演技派女優といっても過言ではないダコタ・ファニングの共演はやっぱりただごとじゃない。どちらかというと本格ミステリー・サスペンスに属する重厚な作品なのであった。 |
ナショナル |
トップ先進国アメリカの歴史・伝統コンプレックス映画ではないでしょうか。 |
ローレライ |
ひさしぶりの邦画だったが、テンポ良く進む物語、芝居は少しくさいがそれぞれ役柄にはまった役者さんたちの熱演でおもしろく観れた。太平洋戦争ものの基本を貫きながらも随所に仕掛けられたサスペンスとサプライズがなかなか良い。未読だが、福井晴敏の傑作海洋アクション小説「終戦のローレライ」を原作としたこの映画は、原作の持つケレン味をうまく映像化していたのではないかと思う。「宇宙戦艦ヤマト」を連想させるアニメ風の映像と底に流れる浪花節的な展開が絶妙にからまっているので、よくあるパターンじゃんと思いながらも、おじさん、不覚にもツボのところで泣いちゃったよ、もう。日本人なんだねぇ、あたしも! |
アビエイター |
生まれながらの大富豪ハワード・ヒューズの映画制作と飛行機に賭けた波乱に満ちた人生を描いた作品。惜しくもアカデミー最優秀主演男優賞を逃したがレオナルド・デイカプリオの熱演、脇を固める役者さんたちの好演と、大国アメリカの光と影を見事に表出させた名手マーチン・スコセッシ監督の職人技が光って、見どころの多い映画となった。 |
オペラ座の怪人 |
朽ち果てたオペラ座で開かれている遺物のオークション、古びた布を取り払うとすごい埃と塵の中から現れる壊れかけた巨大なシャンデリア、モノクロームの画面からさーっと鮮やかに色がついてゆき往時の華やかなオペラ座が甦って物語がはじまる。映画ならではの導入部は最高なんだけどねぇ。 |
ボーン |
前作「ボーン・アイデンテティ」が好かったが、二作目はえてして不出来が多いもの、期待しすぎないように用心して観た。ところがこれが予想以上にいいじゃないの。穴はあります。あるけれどもそれがあまり気にならない。完成度が高いと思ったよ。 |
オーシャンズ |
G.クルーニー、B.ピット、M.デイモン、J.ロバーツ、A.ガルシアなど前作「オーシャンズ11」と同じ豪華キャスティングに今回はC.Z.ジョーンズにヴァンサン・カッセルまで加わって、これでもかの主役クラス総出演。こんなに華ばかりで大丈夫?という心配は当たってしまった。 |
Ray/レイ |
実はおじさん、中学生の時、「愛さずにはいられない」のレコード買ってるのよ。心に直接共鳴してくるような独特の声と歌い方はかなりショックだった。思えばソウルミュージックとの出会いだったわけですな。 |
ターミナル |
こりゃ新年早々から本年ベストかも。ハリウッド映画の伝統的な爽やかで心地よい空気にあふれた良い作品です。「…んなことあるわけねぇだろ」とか「そんな都合よく物事はこんだら苦労はしません」とかいう人、あんたは映画向きじゃありません。 |
タイトル横のR2D2のイラストはAtnet
Japan!様よりいただきました。
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