エンジンの塗装



 フレーム交換のためにエンジンを降ろした際に、エンジンを黒く塗装することにした。塗装前にエンジンを転がしながら、灯油とパーツクリーナーを大量に使って、エンジン各部の油や泥の汚れ落としと脱脂を徹底的に行った。
 エンジン塗装に使用した耐熱塗料は、カドワキコーティングから最近発売された「サーモダイン300ez」(ブラックドラブ)2本。エンジン塗装後にヒートガンであぶって塗装の表面を硬化させた後、エンジンを始動させて低速で走行しながらエンジンの温度を上げ、その熱でこの塗料をエンンに焼き付けた。
 エンジンの右側。焼き付け後はつや消しの黒と茶色とが混ざったような何とも言えぬ美しい色に仕上がった。とても高価な塗料だったが、その仕上がりには十分満足することができた。
 エンジンの左側。セルモーターのカバーも同じ色で塗った。完全に塗料を焼き付けたシリンダーのフィンには爪で引っ掻いても塗料に傷が付かないほどの強力な塗膜が出来上がった。