Your XXXX & My ・・・・・・    
     
     











「愛だよね」

センセイはいつもさらっと言う。

俺はどうでもいいからナニも言わない。

西条とかはずるいと言いながらも深くは勘ぐっていないみたいだし、坂本はそもそも気にしていない。

子供は自分のことで精一杯だ。

彼らを『子供』と括ってしまえる程自分が大人なのかは置いておくとして。

俺自身はギターしかなくて、センセイも音楽しかなくて。

それだけでいい人間が二人揃えば、ただ音楽さえしていればいいはずだけど。

いま、俺と藤谷がしているのは、なぜかセックスだったりする。




「・・・・・・・っ!」

「・・・はぁっ・・・・・んん・・・・・」

隣の部屋に坂本がいるから、一応声は抑えている。

藤谷にいたっては、声が枯れるから、という理由で自分からタオルで猿轡をはめている。

どうでもいいけど、女とやる時もやっぱり猿轡なんだろうか?

薄暗闇の中でぼんやりと顔を見つめながらリズムに体をまかせる。

そろそろ俺のソロの出番ですわな、なんて考えながら。





ぴちゃ・・・

ぴちゃ・・・

唾液の音が耳につく。

胸がくすぐったい。

センセイが乳首を探して舌で探っているらしい。

だんだん近付くのにちょうど避けていくのがじれったい。

わざとじゃないかと思うくらい焦らされる。

「・・・・・・センセイ、・・・」

我慢できずに小さく呼ぶと、くすっという笑い声が聞こえた。



欲しいものは焦らしてから与えなきゃ



そんな台詞がふと蘇る。

ムカっときた。

すぐに喧嘩腰になるこの性格は、そう簡単には強制されてはくれない。

特に、この藤谷センセイとのベッドの中では。

女とするのも、この人とするのも、どっちでもいいしどうでもいいけど、藤谷といいかげんにやるのだけは

プライドが許さない。

こいつのリズムだけに踊らされるのが我慢できない。

これも一種のセッション。

誰にも聞かせない二人だけの。

ギターしかひかない俺が、唯一使う身体という楽器。

絡めあって、鳴らして、叩きつけて、リピートで繰り返して最後にクレッシェンド指定でだんだん高まって

いってフィニッシュを迎える。

妥協しないのはお互い様で。

相手をぶっ壊して、壊れてほしくはないけどぶち壊して、自分の『音』に塗り替える。

さっきは、音楽しないでなんでセックスなんてしてるんだろう、なんて考えたけど、結局やってることは

変わりがなかったりする。

じゃ、問題ないな・・・と頭の片隅で考えながら、体勢を入れ替える。

ついでに少し物足りないけど尻から引き抜いて入れる側に回る。

「ちょ・・・・ショウタ君っ・・・・」

「しーーーっ。坂本に聞こえるでしょーが」

「でも・・・・んっ・・・!」

口をふさいで黙らせてゆっくりと腰を進める。

最後まで藤谷にやらせるのもいいけど、あとの処理がめんどくさい。

終わったあと、肛門から生暖かいものがでてきて太ももをつたう感触もあまり気持ちのいいものじゃない

・・というか気持ち悪い。

なにより、それを藤谷に見られるのが嫌だ。

藤谷のをみてもなんとも思わないけれど、自分は嫌だ。

自分勝手のような言い分は、センセイ相手に限っては気にしないことにしている。

絶対この人の方がわがままだし。

どうせこの人は見られるとか見るとかそんなことは気にしてなさそうというか、絶対気にしてない。

というか、こんな唯我独尊なヒトに、羞恥心なんて許可しない。

だから、

「センセ、なにそっぽむいてんの」

耳もとで囁いてキスをしてやる。






まぁ、西条には教えられないけど、こんなセッションだってあっていいだろう。

今度坂本には教えてみるか。



                                         END

  

                                                     
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(緑水)ははははは・・・・・・・・何書いてんだろ、オレ(汗)
    ゴメンナサイ、若木さん。
    ゴメンナサイ、ここを見るかもしれない若木さんのファンの人。
    そもそも、ボクがHもの書こうと言うこと自体が間違ってます。 
    ぜんぜんエロくないし。
    最愛の尚太くんが尚ちゃんらしくないーーーーーーーーーー!!!
    頑張って精進します。(せんでいいっ!!) 





      
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