電脳写真散歩タイトル
FILE 014

A.C.A.Cのアーケード

国際芸術センター青森(Aomori Contemporary Art Centre)のエントランスから本館へと導く「四季のアーケード」です。秋の遅い午後の柔らかな日差しが、木組みのアーチのすきまから幾何学的な模様を不思議に創り出しています。木々の静かなそよぎの音に混じって、虫の音もかすかに聴き取れます。ちょうど日の当たるところに、赤とんぼがひっそりと羽を休めていました。
世界的な建築家、安藤忠雄の手になるこのA.C.A.Cは青森が外に誇れる素晴らしい空間のひとつだと思っています。しっかりしたコンセプトを崩すことなく、しかし人々の心に残る企画を今後も期待しています。

ここのラウンジには、紙コップ式のコーヒー自動販売機があるのですが、それは少し変わっていて、硬貨を入れてボタンを押すとコーヒーの真空パックが1個出てきて、それを自分でしかるべき所にセットしないと飲めないのです。自動といながら実は半手動の販売機。100円ですが手間のかかる分美味しいここのコーヒーを愛しています。


 

2004年10月6日撮影

〔電脳写真散歩〕バックナンバー INDEX

HOME/PROFILE/SCHEDULE/GALLERY/EXTRA